- 飲食店の正社員をやめようか迷っている…
- 飲食店をやめた後の人生がどうなるか知りたい!
- せっかく正社員になったけど飲食店はやめるべき?
飲食店で正社員として働いていくことに不安を感じる人は多いです。しかし、本当にやめて後悔しないか心配な人もいるはず。
この記事では、店長を7年勤務して退職した経験から、飲食店の正社員をやめてよかった理由を紹介します。記事を読めば、自分が歩むべきキャリアが見えてきます。
飲食店の正社員を続けていても将来性がありません。異業種へ転職することで労働条件は良くなり、人生は充実していきます。
「飲食店を続けてよかった」という人をかなり少数です。
飲食店の正社員をやめてよかった5つの理由
飲食店の正社員をやめてよかった理由は5つあります。あなたが飲食店をやめた後、同じような状況になる可能性は高いです。
- 休みが安定した
- 労働時間が短くなった
- 体力的な余裕が生まれた
- 給料が上がりやすくなった
- 人間関係のストレスがなくなった
休みが安定した
飲食店の正社員をやめると休みが安定します。飲食店の正社員は休みが不安定だからです。
平日は仕事、7連勤以上は当たり前。異業種に転職することで毎週、安定的な休みを取れます。
飲食業は全業種の中でも休みが少ないです。以下の通り、厚生労働省が発表したデータでも「宿泊業・飲食サービス業」の年間平均休日数は全業種の中で最下位となりました。
業種 | 年間平均休日数 |
---|---|
情報通信業 | 118.8 |
学術研究 専門技術サービス業 | 118.8 |
金融業・保険業 | 118.4 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 116.8 |
教育・学習支援業 | 112.7 |
製造業 | 111.4 |
複合サービス事業 | 110.4 |
不動産業・物品賃貸業 | 109.6 |
医療・福祉 | 109.4 |
サービス業(他に分類されないもの) | 109.0 |
卸売業・小売業 | 105.7 |
生活関連サービス業 娯楽業 | 104.6 |
建設業 | 104.0 |
鉱業・採石業 砂利採取業 | 103.8 |
運輸業・郵便業 | 100.3 |
宿泊業 飲食サービス業 | 97.1 |
休みを安定すれば、自分の時間や家族の時間を確保できます。やりたいことをできていない飲食店の正社員なら、退職すれば「やめてよかった」と感じるはずです。
休みを安定させたいなら飲食店の正社員をやめることをおすすめします。
労働時間が短くなった
飲食店の正社員をやめるることで、労働時間が短くなります。飲食店の正社員は他の業種に比べて労働時間が長いからです。
厚生労働省が出したデータでも「宿泊業, サービス飲食業」の労働時間が全業種の中でもっとも長いことがわかっています。
産業別に見ると、「金融業, 保険業」が38時間17分で最も短く、「宿泊業, サービス飲食業」が39時間51分で最も長くなっている。
厚生労働省 令和 2 年就労条件総合調査の概況
一度他の仕事を経験してしまうと、二度と戻りたくないのが飲食店。飲食店の労働環境に慣れていると、人生損したまま終わってしまいます。
» 接客業をもうやりたくない場合の対処法
体力的な余裕が生まれた
飲食店の正社員をやめると体力的に余裕が生まれます。飲食店は労働時間が長いだけでなく、1日中立ちっぱなしの仕事だからです。
飲食店の正社員は仕事から帰ってくると、疲労のためにご飯を食べて寝るだけ。起きたらまた仕事、という日々が続きます。
体力的に余裕が出ると、帰宅後でも自分の時間や家族との時間が充実。毎日に生きがいが生まれます。
飲食店をやめれば時間を有効的に使えるはずです。
給料が上がりやすくなった
飲食店の正社員をやめると収入を上げやすくなります。飲食業界は数ある仕事の中でも給料が少ないからです。
dodaが発表した業界別平均年収ランキングでも「小売/外食」が全業界の中でもっとも低い結果でした。
業界 | 平均年収 |
---|---|
メーカー | 453万円 |
金融 | 448万円 |
総合商社 | 446万円 |
IT/通信 | 444万円 |
メディカル | 426万円 |
建設/プラント 不動産 | 418万円 |
インターネット 広告/メディア | 407万円 |
専門商社 | 406万円 |
サービス | 369万円 |
小売/外食 | 353万円 |
(参考:【96の業種別】平均年収ランキング)
実際に、年収200万円から300万円前後で働いている方はたくさんいますし、中には年収200万円以下の方もいます。
1年間働いても昇給するのはたった5,000円。10年働いても5万円ほどしか増えないのが飲食店の正社員です。(実例)
将来的な生活の余裕を考えても「飲食店をやめるのが正解」と言わざるを得ません。飲食店の正社員を続ける限り、余裕のない生活が続きます。
» 飲食店の正社員が底辺職と言われる理由
飲食店をやめて一般企業に転職をすることによって、初年度から大幅な年収アップが見込めますので、人生の充実度や幸福度を高めやすくなるのです。
人間関係のストレスがなくなった
飲食店を正社員をやめると人間関係のストレスがなくなります。飲食店では人と接する機会が多いからです。
- お客対応
- 業者とのやり取り
- スタッフとのコミュニケーション
特に飲食店などの接客業を続けている人は、性格が悪くなるケースが多々あります。
個性的な人やこだわりが強い、言い方を変えるとクセが強い人たちが多く、彼らと毎日コミュニケーションを取らなければいけないからです。
» 接客業だと性格が悪くなる理由と対処法
人間関係からのストレスから解放されれば、驚くほど毎日を穏やかに過ごせます。飲食店の正社員でいる限り、人間関係のストレスはなくなりません。
飲食店から抜け出せば人とあまり接しない生活を手に入れられます。
退職代行サービスを利用すれば、最短明日から出所する必要がありません。やめるにやめられない状況の人は退職代行サービスを利用しましょう。
ただし退職代行サービスには違法業者もあるので注意が必要です。『退職代行ガーディアン』なら労働組合法人が運営しているのに低額料金なので安心して利用できます。
» 退職代行ガーディアンの口コミ・評判
飲食をやめたほうが良い人の特徴とは?
では次に、飲食店をやめたほうが良い人の特徴について詳しく解説していきます。
これから紹介する項目に1つでも当てはまった場合、そのまま飲食店での勤務を続けていても明るい未来を手にできない可能性が高いです。できるだけ早く方向転換を検討することをお勧めします。
人間関係のトラブルを抱えている
勤務先で人間関係のトラブルを抱えている方は、できるだけ早く方向転換を検討した方が良いです。
先ほども解説したように、飲食にはクセが強い人が多いです。
一度人間関係がこじれると、関係を修復できなくなる可能性も高いと言えます。
こうなってしまうと、仕事に行くたびにストレスを抱えることになりますし、その相手に対して常に気を遣うことにもなりますので、快適に仕事ができませんよね。
この状況が長く続いた場合、心の病に繋がることもありますので注意しましょう。
楽しみややりがいを感じられない
この記事を見ている方の中には、
「仕事は一通りできるから続けているけど、全く楽しくない」
と考えている方もいるでしょう。
仕事に楽しみや、やりがいを一切感じない場合、適職ではない可能性が高いです。
「仕事なんてこんなもんだ」と割り切っている方もいると思いますが、世の中には飲食以外にも数多くの仕事があります。正しい方法で探していけば必ず適職や天職を見つけられます。
そうすることで、仕事に行くのが楽しみになったり、毎日楽しく過ごせたりする可能性が高くなりますので、諦めずに自分に向いている仕事を探してみてはいかがでしょうか?
» 飲食店からの転職でおすすめの業界・職種
自分に合っている仕事がなにかわからないときは、適職診断を受けてみることもおすすめです。
飲食店の正社員をやめないほうがいい人の特徴とは?
店長として多くの人と接してきた経験から見て、飲食店をやめないほうがいい人もいます。以下の3つに該当する人は退職する前によく考えてください。
- 40代・50代以上
- 人間関係が良好
- 労働条件に不満がない
40代・50代以上
40代・50代の人は、飲食店の正社員をやめないほうがいい可能性があります。40代・50代だと転職が厳しくなっているからです。
求人票を見ても、多いのは30代までとしているケース。40代・50代というだけで応募できないこともあります。
40代・50代で飲食店の正社員をやめたいなら、次の仕事が決まってから退職するするのが無難です。次の仕事が決まっていない状態で退職すると、無職の状態が続く可能性もあります。
仕事をしながら転職活動できない人は、転職支援サービスを利用しましょう。転職支援サービスは求人の紹介や面接対策など内定獲得をサポートしてくれます。
転職支援サービスの利用は完全無料です。スムーズに転職活動を進めるなら活用を検討しましょう。
» おすすめの転職支援サービス5選
人間関係が良好
人間関係が良好な飲食店に勤めているなら、転職しないほうがいい可能性があります。人間関係が良好な飲食店は滅多にないからです。
労働条件に不満があるからといって他の仕事に転職すると、人間関係の悪さからメンタルにストレスを抱えてしまう場合があります。「やめなければよかった…」と後悔するかもしれません。
ストレスなく働けているなら、もう少し同じ職場で働くことを検討してみてください。
ただし、飲食業界に将来性がないのは事実です。飲食以外の業界に挑戦する場合は、人間関係が良好でも勇気を持って行動しましょう。
労働条件に不満がない
休日や給料など、労働条件に不満がない場合は飲食店の正社員をやめないほうがいい可能性があります。労働条件の良い飲食店は滅多にないからです。
飲食店にはブラック企業が蔓延しています。以下のような労働条件が普通です。
- 低収入
- 7連勤以上は当たり前
- サービス残業は当たり前
労働条件の良い飲食店に勤めているのは幸運。少なくとも、飲食店への転職はやめておくのが無難です。
労働条件の悪い場合は迷いなく転職を検討しましょう。
飲食店の正社員をやめた後の選択肢
飲食店をやめた後の選択肢は大きく分けて2つです。以下のどちらが自分に相応しいか考えてみましょう。
- 異業種へ転職
- 別の飲食店に転職
異業種へ転職
飲食店から異業種への転職はおすすめの選択です。異業種へ転職するだけで、労働条件が改善する可能性が高いからです。
- 給料が上がる
- 休日が増える
- 休日が安定する
- 労働時間が減る
飲食店で得たスキルは異業種でも活かせます。将来性を考えれば、異業種への転職は賢い選択です。
» 飲食店からの転職でおすすめの業界・職種
飲食店から異業種に転職するなら、専門の転職支援サービスを利用しましょう。転職支援サービスなら、異業種への転職に必要な書類添削や面接対策を行ってくれます。
自分一人で転職を行うと、業界や職種の特徴を捉えきれずに余計な時間がかかってしまう可能性が高いです。転職を確実に成功させたいなら転職支援サービスの利用も検討しましょう。費用は一切かかりません。
» 異業種転職におすすめの転職支援サービスとは?
別の飲食店に転職
飲食業界は好きだけど、勤務先の店舗に不満や不満があるという方もいるでしょう。
そんな場合は、別の飲食店への転職を検討しましょう。職場が変われば、人間関係や労働条件が改善される可能性もあります。
ただし、飲食店には人間関係の悪い職場が多いのも事実。悪条件の労働環境である可能性も高いです。
人間関係に関してはどうしようもありません。しかし、ブラック企業を避ける方法はあります。
ブラックな飲食店を避けたいなら「フーズラボ・エージェント」を利用しましょう。「フーズラボ・エージェント」は飲食業界に特化した転職エージェントです。
転職エージェントは早期退職されると、企業側から報酬の返金を要求されます。紹介する手間が無駄になるため、ブラック企業を紹介できません。
» フーズラボ・エージェントの口コミ・評判
転職エージェントを利用すれば理想の転職を実現できます。
飲食店の正社員をやめてよかった人は多い
「飲食店の正社員をやめてよかった」という人は多いです。逆に7年勤務していても「飲食店を続けていてよかった」という人には出会ったことがありません。
飲食店の正社員をやめてよかった理由は5つです。
- 休みが安定した
- 労働時間が短くなった
- 体力的な余裕が生まれた
- 給料が上がりやすくなった
- 人間関係のストレスがなくなった
飲食店からの転職で失敗したくないなら転職支援サービスの利用がおすすめです。
転職のプロがあなたの強みや性格から、最適な企業を紹介してくれます。また、書類添削や面接対策もしてくれるので、内定獲得もスピーディーに実現できます。
» おすすめの転職支援サービス5選