- 接客が上手い人の特徴や性格って?
- どうすれば接客を上手にできる?
- 接客スキルを上げるコツは?
サービス業において接客は重要なスキルといえます。
この記事を見ている方の中にも、
「もっと接客がうまくできればなあ…」
と考えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、接客を上達させるメリットや、接客がうまい人の特徴や性格、それから接客スキルを伸ばすためのコツについて詳しく解説していきます。
接客がうまくなるとどんなメリットがある?
まずは、接客がうまくなるとどのようなメリットを得られるのか、詳しく見ていきましょう。
商品やサービスが売れやすくなる
接客がうまくなると、商品やサービスが売れやすくなります。
なぜなら、お客さんに「買ってもいいかな」という気持ちにさせやすいからです。
お店で気持ちの良い接客をしてもらうとそう感じますよね。
接客スキルをアップさせて、お客さんに気持ちよくお買い物を楽しんでもらえれば、店舗の売上にも貢献できます。
自分の評価や給料にも良い影響をもたらすのでいいことずくめです。
モチベーションが上がる
接客がうまくなると、お客さんと良好な関係を築けるようになります。
場合によっては、
○○さんに対応をお願いしたい!
と自分をご指名してもらえることもあります。
こうなれば、当然仕事に対するモチベーションも上がりますし、
「もっと質の高い接客をしよう」
と思えるようになり、自分自身のスキルアップにも繋げやすくなるのです。
接客がうまい人の性格や特徴を紹介!
では次に、接客がうまい人の性格や特徴について詳しく見ていきましょう。
- 想像力が豊か
- 温厚な性格
- 明るい性格
- とにかく聞き上手
- 思いやりがある
- 清潔感がある
- 人懐っこい性格
- 考え方が柔軟
想像力が豊か
接客がうまい人は、総じて想像力が豊かです。
想像力が豊かな方は、「お客さんが何を考えているのか」、「どんなことで迷っているか」などなど想像する力にも優れています。
また、商品やサービスをアピールする時の例え話も非常にうまいです。
- 想像力が欠けている人:そのTシャツの魅力ばかりを伝える
- 想像力が豊かな人:Tシャツの魅力だけでなく、Tシャツを購入した後の未来をお客さんに想像させる
「このTシャツは基本的にどのパンツにも合いますので、コンビニに行く時も、気合を入れてお出かけをする時でも気軽に使えますよ。」
このように、活用シーンを踏まえながらメリットを伝えれば、お客さんも魅力を感じやすくなり商品を買ってもらえる確率も高くなりますよね。
温厚な性格
毎日様々なタイプのお客さんとコミュニケーションを取るなかで、相性の良いお客さん、フレンドリーで気さくなお客さんもたくさんいるでしょう。
中には自分と相性の悪いお客さんや、理不尽な要求やクレームをしてくる人もいます。
このような場合でも、温厚な性格の方は決して怒りません。
終始笑顔で、声を荒げず、冷静かつ丁寧に対応します。
面倒ごとや大きなトラブルも回避できます。
明るい性格
接客がうまい人は、基本的に明るい人が多いです。
笑顔を絶やすこともありませんし、話し方もハキハキしていますので、お客さんから話しかけられることが多いです。
自分がお客の立場なら、
- ピリピリしているような雰囲気
- ボソボソと話したり声が小さい
- 常に真顔で何を考えているかわからない
そんな店員さんに声は掛けにくいですよね。
接客がうまい人は、話しかけやすい雰囲気で、目に見えない「カベ」を作りません。
とにかく聞き上手
接客の基本はお客さんの悩みや課題を聞くことから始まります。
接客がうまい人は、
「どうすれば商品が売れるか」
「どうすればサービスが売れるか」
という以前に、
「このお客さんはどのような悩み、課題を持っているのだろう」
話を引き出すのが上手なのです。
何気ないサラッとした会話からお客さんのニーズを探り出して、ニーズに沿った商品やサービスを提案できます。
思いやりがある
思いやりがある人も、接客がうまいです。
接客スキルを高めるためには色々なテクニックやコツがあります。
ただ、小難しいテクニックやコツ以上に大切なのが、思いやりの精神です。
営業トークや雑談が苦手…
そんな人でも、お客さんが求めていることを提供できれば十分に喜んでもらうことは可能です。
清潔感がある
接客業は見た目がとにかく大切です。
「この店員は清潔感がないな」
「だらしなくて不快だな」
こう思われた瞬間に、自分のことを信用してもらえなくなります。
接客がうまい人は、とにかく第一印象が大切と知っています
常に鏡をチェックして、人を不快にさせないレベルの清潔感は維持しているのです。
人懐っこい性格
人懐っこい性格の人も、接客がうまい傾向にあります。
特に人の懐に潜るのが上手な人は、初対面のお客さんとの距離を縮めるのが上手。
また、適切な距離感を把握するのも上手く、お客さんも心を開きやすい傾向にあります。
知らず知らずのうちにできる人もいるから羨ましいですよね…
考え方が柔軟
接客がうまい人は、自分の考えやマニュアルにこだわりません。
・お客さんの悩みに合わせた対応
・お客さんの好みに合わせた提案
・お客さんの希望を汲み取る接客
などなど、柔軟に対応できるので満足してもらえる確率が高くなります。
柔軟な人は、良い意味でこだわりがありません。
どのようなお客さんに対しても状況に応じて質の良い接客ができます。
接客が下手な人の特徴は?
では次に、接客が下手な人の特徴について詳しく見ていきましょう。
- 常にネガティブ思考
- 相手の気持ちを想像できない
- 気持ちがすぐに表情や態度に出る
常にネガティブ思考
接客をしている人の中には、
「お客さんから怒られたらどうしよう…」
「自分の提案が的外れだったらどうしよう…」
常にネガティブな想像を頭の中で繰り返している方もいるのではないでしょうか。
ネガティブ思考が習慣になってしまうと表情も暗くなります。
ハキハキ話すこともできなくなり、お客さんからも「なんかオドオド、ビクビクしてるな」と違和感を持たれてしまうのです。
相手の気持ちを想像できない
接客において、相手の気持ちを理解できないというのは致命的です。
接客は商品やサービスを売ることではなく、お客さんの悩みを理解して、ニーズに沿った提案をすることだからです。
お客さんが何を考えているのかわからない、イメージすることすらできないという方は、
- 自分がお客さんだったら?と想像する
- 悩みを理解するために質問力を磨く
上記2つのポイントを意識しながら接客してみましょう。
気持ちがすぐに表情や態度に出る
自分の気持ちがすぐに表情や態度に出てしまう人は、接客が上手いとは言えません。
お客さんからクレームがあった時に、
- 言葉遣いが荒くなる
- あしらうような態度を取る
- あからさまに表情が曇る
気持ちはわかります。ただ、火に油を注ぐような展開になりかねません。
場合によってはかなり大きなクレームに繋がってしまうことも。
心当たりのある方は注意しましょう。
» 接客業に疲れたと感じる5つの理由!しんどいときの対処法も
接客スキルを伸ばすコツ5選!
最後に接客スキルを伸ばすためのコツについて詳しく解説していきます。
これから紹介するコツを実践することによって、誰でも接客スキルを高めることができます。
- 接客がうまい人を良く観察する
- 自分がお客さんになったつもりで考える
- 鏡で笑顔の練習をする
- 正しい言葉遣いを意識する
- パーソナルスペースを意識する
接客がうまい人を良く観察する
身近に接客が上手いなと感じる人がいたら、その人をよく観察することです。
接客がうまい人と下手な人には必ず違いがあります。
その違いを理解して、接客上手な人のお客さんとの接し方をマネしてみる
これが接客スキルを伸ばす近道です。
自分がお客さんになったつもりで考える
接客スキルを伸ばすためには、自分がお客さんになったつもりで考えることが大切です。
「自分がお客さんだったら何をしてほしいか」
「自分がお客さんだったらどんな声をかけてほしいか」
仕事中は常に考えておくことで、お客さんにも喜んでもらえるようになります。
まずは基本から見直してみましょう
鏡で笑顔の練習をする
笑顔は接客における最強の「武器」です。
笑顔で明るい雰囲気でいれば、お客さんとのコミュニケーションも取りやすくなります。それに多少ミスや失敗をしてしまったとしても、大目に見てもらえる可能性も高くなります。
慣れていないと、不自然な笑顔になって逆効果なることも……。
心当たりがある人は、毎日現場に出る前に鏡で笑顔の練習をすることをおすすめします。
正しい言葉遣いを意識する
お客さんから信頼してもらうためには、正しい言葉遣いを意識する必要があります。
よくあるのが、
- ○○っす
- よろしかったでしょうか?
などの若者敬語です。
語尾に「~す」をつけていれば何となく敬語のように聞こえますが、お客さんによっては不快に感じる人も。
もったいない減点のされ方をしないように、最低限正しい敬語は身につけておきたいところです。
パーソナルスペースを意識する
お客さんとコミュニケーションを取る時に注意するといいのが、パーソナルスペースです。
パーソナルスペース=他人に近づかれると不快に感じる空間のことです。
接客や他者とのコミュニケーションにおいては、パーソナルスペースが物凄く重要です。
「悪い人じゃないんだけど、ちょっと距離が近いんだよな」という接客をされた経験がある人はピンときますよね。
パーソナルスペースを無視して距離を詰めると逆に壁を作られてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
まとめ
ここまで接客が上手い人と下手な人の違いについてみてきました。
「自分は才能がないから、接客スキルを伸ばすことはできない」
いえ、ちょっとしたコツやテクニックを身につけることによって、誰でも接客スキルを伸ばせます。
接客スキルを伸ばすことによって、お客さんとの信頼関係も築けるようになって商品やサービスも売れやすくなります。
結果的に、職場でのやりがいも感じられるようになるでしょう。
ぜひここで紹介したことを意識しながらお客さんとコミュニケーションを取ってみましょう。
「もう十分に試行錯誤してみたけどちょっと自分には厳しそう…」という方はこちらの記事も参考にしてください。