- 飲食店の正社員が底辺と言われるのはなぜだろう?
- 飲食店に就職するのは辞めたほうがいい?
- 飲食業でも底辺と言われないためには何をすればいい?
SNSや2chなどのインターネットで「飲食の正社員は底辺」と言われることがよくあります。飲食店の正社員が底辺と言われるのは理由があるからです。
この記事では、正社員として飲食店の店長を7年経験して感じた「クズ」「底辺職」と言われる理由を解説します。記事を読めば「飲食業に就職するべきか」「今のまま飲食店の正社員でいるべきか」がわかります。
飲食の仕事が「クズ」「底辺職」と言われるのは労働環境が理由です。飲食店の現場で勤務し続けるのはおすすめできません。
将来的に飲食以外の仕事を目指すのがおすすめです。
飲食店の正社員がクズ・底辺職と言われる5つの理由
飲食店の正社員が「クズ」「底辺職」と言われる理由は以下の5つです。
- 労働環境が悪い
- 採用されやすい
- 労働者の質が低い
- ブラック企業が多い
- 誰でも仕事をこなせる
労働環境が悪い
飲食店に就職すると高い確率で労働条件が悪くなります。飲食店の多くは、人件費を削って利益を出すビジネスだからです。
飲食店の正社員になると以下の条件で働かせられます。
- 給料が低い
- 休みが少ない
- 労働時間が長い
すべての飲食店に当てはまるわけではありません。しかし労働条件の悪い職場が多いのは事実です。
過酷な労働環境でも働く飲食店の正社員は「クズ」「底辺職」と言われやすいです。
採用されやすい
飲食店の正社員は採用されやすいことから「クズ」「底辺職」と言われます。「働く場所がない人が行き着く場所」と思われているからです。
さまざまな企業に応募したけれど「最終的に内定をもらえたのは飲食の企業だけだった」ということはよくあります。第一希望を叶えられなかった人が働く場所ということです。
事実、40代・50代になってからも正社員になりやすいのが飲食業の特徴です。「最終的に行き着く場所」と思われていることから、飲食店の正社員は「クズ」「底辺職」と言われてます。
労働者の質が低い
飲食店で働く人の質が低いことから「クズ」「底辺職」と言われます。能力が低くて他で採用されなかった人が飲食店に集まるからです。
前述した「採用されやすい」ことが質の低い労働者を集める原因になっています。全員ではありませんが、質の低い労働者が比較的多いのも事実です。
飲食店で働くと仕事のできない人間だと思われます。
飲食店で働いていると性格が悪くなります。飲食店はストレスを抱えやすい仕事であり、心に余裕がなくなるからです。性格が多いことも、飲食店の正社員が「クズ」「底辺職」と言われる原因になっています。
» 接客業だと性格が悪くなる理由と対処法
ブラック企業が多い
飲食店はブラック企業が多いことから「クズ」「底辺職」と言われます。世の中に多くの企業がある中で「ブラック企業でしか働けない人材」と思われるからです。
ホワイト企業で働く人は「なぜブラック企業で働いているのだろう?」と疑問に思います。中には飲食店で働くことが好きな人もいますが、理解できない人も多いです。
世の中の飲食店がすべてブラック企業ではありません。中には労働条件の整ったホワイト企業も存在します。飲食店で働くなら、ブラック企業の見分け方を知っておきましょう。
» ブラックすぎる飲食店の見分け方
誰でも仕事をこなせる
飲食店の仕事は誰でもこなせることから「クズ」「底辺職」と言われます。特別なスキルは必要なく、未経験でも比較的早く覚えられるからです。
調理に関してはスキルが必要ですが、以下のような仕事は誰にでもできます。
- ホール接客
- 簡単な調理
- 売上・食材管理
パート・アルバイトでもできる仕事を正社員として行っているだけ。「クズ」「底辺職」と言われても仕方ありません。
スキルの必要な仕事をしている人からは下に見られてしまいます。
クズ・底辺職と言われる飲食店正社員のメリット
飲食店の正社員でもメリットはあります。飲食店の店長を7年経験して感じたメリットが以下の3つです。
- 平日休みが多い
- スキルが上がる
- 経営者視点を学べる
平日休みが多い
飲食店の正社員は休みが平日になります。土日祝日は繁忙期で休めないからです。
人によって平日休みが嫌な人もいますが、メリットはたくさんあります。
- 旅行代金が安い
- 役所に行きやすい
- お出かけ先が空いている
平日休みを経験すると土日休みには戻りたくないもの。飲食店の正社員になるとお得なことも多いです。
スキルが上がる
飲食店で働くとスキルを身につけられます。飲食店で働くには複数のスキルが必要だからです。
- 接客スキル
- 柔軟性・適応力
- コミュニケーションスキル
飲食店で身につくスキルは他の仕事でも役立ちます。手っ取り早く社会に必要なスキルを身につけたいなら、飲食店で働くのもおすすめです。
コミュニケーションスキルは転職時に大きなアピールポイントになります。
経営者視点を学べる
飲食店の店長やマネージャーを経験すると、経営者視点を学べます。店舗を管理する業務に携われるからです。
- 予算の管理
- 収支・支出の管理
- スタッフの採用業務
オフィスを構える一般的な企業に在籍すると、経営者視点は学べません。プロジェクトの一部として業務をこなすだけです。
飲食店の店長やマネージャーになるのは、小さな会社を経営するようなもの。「いつか起業したい」と思うなら飲食店の正社員を経験するのはおすすめです。
「フーズラボ・エージェント」は飲食業界に特化した転職エージェントです。ブラック企業を避けつつ飲食業界に就職するなら必ず利用しましょう。
» フーズラボ・エージェントの口コミ・評判
クズ・底辺職と言われる飲食店正社員から抜け出す方法
飲食業に就職すると「クズ」「底辺職」と言われるのは避けられません。「クズ」「底辺職」と言われないための対策は以下の2つです。
- 出世する
- 転職する
出世する
会社の中で出世すれば「クズ」「底辺職」とは言われません。会社を統括する立場になれば、見られ方も変わるからです。
「マクドナルドの社員」と言われても残念ながら良い印象はありません。しかし「マクドナルド本社の部長」と言われたらイメージは良いはずです。
飲食店で「クズ」「底辺職」と言われたくないなら現場から抜け出しましょう。出世することで社会を見返せます。
» 飲食店の正社員をやめてよかった5つの理由
一般的に知られていない中小企業の飲食店で出世しても効果はありません。「大企業では通用しなかった人」という印象を与えるからです。
転職する
飲食店以外での就職を考えましょう。飲食店から転職すれば「クズ」「底辺職」とは言われないからです。
飲食店での経験は異業種でも十分に活かせます。飲食店からの転職でおすすめの職種・業界は以下の3つです。
- 営業職
- 事務職
- 製造業
飲食店以外の職業に就けば労働条件も良くなります。
事実「飲食店を辞めてよかった」という人は多いです。
» 接客業を辞めてよかった5つの理由
飲食以外の仕事でキャリアを充実させましょう。
「飲食以外の新しい仕事をしてみたい。でもどんな仕事が向いているのかわからない」という方は適職診断してみるのもおすすめです。
クズ・底辺職と言われる飲食店正社員は辞めよう
飲食店で正社員になると「クズ」「底辺職」と言われてしまいます。7年間、飲食店の店長を経験して感じた理由は以下の5つです。
- 労働環境が悪い
- 採用されやすい
- 労働者の質が低い
- ブラック企業が多い
- 誰でも仕事をこなせる
飲食店で正社員でもメリットはあります。
ただ、将来性を考えても飲食の仕事を続けるのはおすすめできません。飲食が好きで仕方ないという場合を除いて、飲食以外の仕事に就職するのが無難です。
飲食業へ就職するとしても短期間にしておくのがおすすめです。
これから飲食以外の業界・職種に挑戦したいなら、転職支援サービスの活用も検討しましょう。
あなたの経験や強みを見極めて、転職のプロが内定獲得を徹底的にサポートしてくれます。希望の条件で働ける企業ともマッチングしやすくなりますしね。