- 接客業から転職する場合におすすめの仕事は何?
- 接客業しかやったことないけど異業種で活躍できるのか心配…
- 接客業をこのままずっと続けていくべきか迷っている…
接客業から異業種への転職を考えた場合、何の仕事にするべきか迷いますよね。接客業しかやってこなかった人は、自分が他の仕事でも役に立つのか不安なはず。
この記事では、接客業からの転職でおすすめの職種・業界を紹介します。記事を読めば、自信を持って転職活動に取り組み、最適なキャリアを歩めるはずです。
接客業からの転職でおすすめの職種・業界3選
接客業から転職する場合、おすすめする職種・業界は以下の3つです。
- 営業職
- 事務職
- 製造業
営業職
接客業から営業職への転職はおすすめです。接客業で得たスキルは営業職で十分に活かせます。
- 商品の提案力
- 聞き取り能力
- コミュニケーションスキル
営業職は未経験でも採用されやすいのも特徴です。接客業の経験しかなくても転職を成功させられます。
事務職
接客業から事務職への転職もおすすめです。事務職に求められるコミュニケーションスキルと失敗しない集中力は、接客業で鍛えられています。
簿記検定や秘書技能検定などの資格が必要な場合もありますが、未経験OKの応募も多いのが事務職です。接客業しかやってこなかった人でも、十分に転職を成功させられます。
製造業
接客業で人と接することに疲れた場合は製造業への転職がおすすめです。製造業では知らない人と話す機会は少ないため、ストレスなく働けます。
接客業で得た体力や集中力は製造業でも活かせるスキルです。志望動機や自己PRで上手くアピールしましょう。
接客業からの転職でアピールできる5つのこと
販売やサービスなどの接客業では、異業種でも活かせるスキルが身につきます。以下5つのポイントを志望動機や自己PRでアピールして、自身の魅力を採用担当者に伝えましょう。
- 体力
- 集中力
- 柔軟性
- 接客スキル
- コミュニケーションスキル
体力
接客業を経験していれば、体力があることをアピールできます。接客業は立ち仕事で休みも少ないため、仕事をしているうちに自然と体力が身に付くからです。
前職の経験から長時間勤務や立ち仕事には慣れており、体力には自信があります。
歩き回る営業職や体を動かす製造業で体力をアピールすると、採用担当者は魅力的に感じるはず。接客業で得た体力を上手くアピールしましょう。
集中力
接客業ではから異業種に転職する際には、集中力もアピールできます。接客業は失敗しないように行動できる集中力が身につくからです。
接客業を行なっていると「失敗するとクレームになる」「失敗するとお客に迷惑がかかる」という意識が働きます。毎日のように意識していると、自然と集中できるようになるのです。
前職ではお客様で迷惑をかけないよう、失敗しない集中力が身につきました。貴社でも集中力の必要な仕事に活かせると思います。
集中力はあらゆる仕事に必要な能力です。接客業で得た集中力を上手くアピールしてください。
柔軟性
接客業では、あらゆる状況に対応できる柔軟性が身につきます。接客業は毎日同じことをするだけでなく、お客や状況によってさまざまな対応が求められるからです。
中途採用の場合、企業は「新しい仕事でも早く対応してもらいたい」という思いを持っています。柔軟性のある人材は、異業種でも求められている人材です。
前職では、あらゆる状況に対応できる柔軟性が身につきました。新しい仕事でも素早く内容を吸収し、職場の仲間に溶け込んでプロジェクトを進められます。
接客スキル
接客業をやっていれば、接客スキルは向上しています。毎日、多くのお客に対応していれば当然です。
ただし、接客スキルを誰にでもわかるようにアピールするのは少し難しいもの。アピールするなら「接客コンテスト優勝」などの受賞歴があるといいでしょう。
前職では、全国から集まる接客コンテストで優勝することができました。
接客スキルは営業職や事務職でも役立つスキルです。アピールできるのであれば、積極的にアピールしましょう。
コミュニケーションスキル
接客業はコミュニケーションスキルが向上します。接客業ではあらゆるお客へ対応するだけでなく、仲間との連携も重要だからです。
コミュニケーションスキルをアピールする時には、エピソードも交えると効果が高くなります。
前職ではお客様のお話をしっかりと聞くコミュニケーションスキルが身につきました。貴社でもコミュニケーションスキルを活かし、事業拡大に貢献できると思います。
コミュニケーションスキルは全ての仕事において重要なスキル。
接客業から転職するべき5つの理由
接客業からは早めに転職することをおすすめします。理由は以下の5つです。
- 低収入
- 将来性が低い
- 休みが不安定
- 体力的にキツい
- ストレスが多い
低収入
接客業は他の仕事に比べて給料が低いです。異業種へ転職すれば、高い確率で収入はアップします。
dodaの出した業界別平均年収ランキングでは「サービス」「小売/外食」が最も低い結果となりました。
業界 | 平均年収 |
---|---|
メーカー | 453万円 |
金融 | 448万円 |
総合商社 | 446万円 |
IT/通信 | 444万円 |
メディカル | 426万円 |
建設/プラント 不動産 |
418万円 |
インターネット 広告/メディア |
407万円 |
専門商社 | 406万円 |
サービス | 369万円 |
小売/外食 | 353万円 |
(参考:【96の業種別】平均年収ランキング)
今よりも裕福な生活したいなら、接客業から転職するべきです。食費を節約して好きなものを我慢するのはやめましょう。
» 飲食からの転職でおすすめの業界・職種
将来性が低い
接客業は将来が低い仕事です。AIの進化によって接客に人が必要なくなってきています。
今のまま仕事を続けても、将来的に必要なくなり解雇。歳をとってから無職になる危険性のあるのが接客業です。
休みが不安定
接客業は他の仕事に比べると休みが不安定です。シフト制で時間は決まっておらず、土日祝日も仕事しなければいけません。
下記のデータによると、他の業種と比べて年間平均休日が少ないことがわかります。とくに「宿泊業、飲食サービス業」に関しては年間平均97.1日と100日以下です。
業種 | 年間平均休日数 |
---|---|
情報通信業 | 118.8 |
学術研究 専門技術サービス業 |
118.8 |
金融業・保険業 | 118.4 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 116.8 |
教育・学習支援業 | 112.7 |
製造業 | 111.4 |
複合サービス事業 | 110.4 |
不動産業 物品賃貸業 |
109.6 |
医療・福祉 | 109.4 |
サービス業 (他に分類されないもの) |
109.0 |
卸売業・小売業 | 105.7 |
生活関連サービス業 娯楽業 |
104.6 |
建設業 | 104.0 |
鉱業・採石業 砂利採取業 |
103.8 |
運輸業・郵便業 | 100.3 |
宿泊業 飲食サービス業 |
97.1 |
接客業から異業種へ転職すれば休みが増えます。勤務時間も安定するため、趣味の時間や家族との時間を楽しめます。
» 飲食店にブラックすぎる企業が多い理由
体力的にキツい
接客業は体力的にも大変な仕事。長時間勤務になることも多い上、立ち仕事だからです。
勤務時間を終えた後は疲労で何もする気が起きません。帰宅して自分の時間を楽しむことなく寝てしまうことも多くなります。
» 接客業を辞めてよかった5つの理由
ストレスが多い
接客業はストレスを感じる機会の多い仕事です。毎日さまざまなストレスを感じて心を消耗してしまいます。
- お客の対応
- 理不尽なクレーム
- 同僚・上司との人間関係
接客業を続ける限りストレスからは逃れられません。接客業から異業種に転職すれば、驚くほど心が健やかになります。
接客業から転職する3つの方法
接客業から異業種への転職を成功させる方法は3つあります。自信に最適な方法を選択してください。
- 転職サイト
- ハローワーク
- 転職エージェント
転職サイト
転職サイトには多くの求人が並んでいます。希望の勤務地や職種を選択して絞り込んでみてください。
まずは「doda」や「リクナビNEXT」など大手の転職サイトを確認してましょう。
ハローワーク
ハローワークに行けば転職先を見つけられます。ハローワークは面談によって自分に合う企業を紹介してくれるからです。
ただしハローワークに掲載される求人はブラック企業である可能性があるので注意してください。ハローワークへの求人は無料で掲載できるため、それなりの企業しか利用していません。
転職エージェント
転職エージェントを利用すれば、最適な企業への転職を実現させられます。転職エージェントはあなたの性格や強みにマッチした企業を紹介してくれるからです。
接客業から異業種への転職に必要な書類添削や面接対策も行ってくれます。転職エージェントは無料で利用できるので、転職を成功させたいなら使わない手はありません。
接客業から転職して最適なキャリアを歩もう
接客業で得たスキルは異業種でも活かせます。接客業から転職する場合、以下3つの職種・業界から選ぶのがおすすめです。
- 営業職
- 事務職
- 製造業
自分が何の仕事を選ぶべきかわからない場合は、転職エージェントに相談してみましょう。転職のプロがあなたの特徴を掴み、最適な転職先を紹介してくれます。
» おすすめの転職エージェント5選
接客業からの転職を成功させて、後悔のないキャリアを歩んでください。